第三者割当増資を実施いたしました

ちょうど1年ぶりのブログ登場となります、経営管理部の柿原です。

1年前の今頃は、第2次安倍内閣が発足して間もなく、まさに円安・株高基調への転換期にあり、
日本中が将来への期待感に満ち溢れていたように記憶しております。
足元はと申しますと、企業業績は概ね順調に回復しており、
新聞紙上では『●年ぶりにベア実現!?』なんて景気のいい記事が目に付きます。

当社におきましては、昨年1年間で132棟もの戸建住宅をお客様にお引渡しさせていただき、
おかげさまで業績のほうも堅調に推移しております。心より感謝申し上げます。

一方で先行きはと申しますと、
企業業績の回復・向上がようやく家計のほうに回ってくる兆しが見えてきたものの、
特に住宅・不動産業界におきましては、土地・資材・住設機器といった原価の高騰や、
住宅ローン金利の上昇、建設現場を担っていただいている職人の不足などが懸念され、
また消費増税が眼前に迫るなど、当社を取り巻く環境は決して楽観視できる状況ではなく、
引き続き方々にアンテナを張って注視していく必要があろうと考えております。

このような状況のもと、積極的な事業展開を図るべく、
財務基盤のより一層の強化を目的に、
平成26年1月31日付で既存株主である
みずほキャピタル様及び三菱UFJキャピタル様が運営するファンドを割当先とした
第三者割当増資を実施いたしました。

今回の増資をもって当社の資本金は1億円を超え、税法上の大法人となりました。
これにより、法人税率の軽減に代表されるような、
中小法人のみに認められる様々な税務上の恩恵が受けられなくなりますが、
人間が成人式を迎えるように、これをもって当社は社会的に守られる立場から卒業し、
今度は社会に貢献しなければならない立場になったのだと認識しております。

引き続き、全社一丸となって、
企業理念である「真に質の高い住宅を供給する」ことを社会的使命と位置付け、
日々の業務に全力で取り組み、商品・会社ともより高みを目指して参りたいと考えております。

引き続き『アグレシオ』シリーズならびにアグレ都市デザインをどうぞよろしくお願い申し上げます。