上棟の一日

前回の上棟の朝につづき、構造をつくる建て方の現場をレポートいたします。
現場の足場に上ると、雪化粧の富士山が綺麗に見えました!

前回の記事はこちら。

2階の床を組んでいるところ

2階の床を支える梁を組んでいるところです。
根太(ねだ)…床を支える補強の部材のこと。床材と垂直に組まれています。
床梁(ゆかはり)…床を支える梁のこと
胴差し(どうさし)…床を支える部材で、2階の床の高さのところで建物の外周部をぐるりと囲んでいる部材
などの部材で構成されています。

柱が縦方向・垂直に支えている構造で、梁が水平方向を支える構造材です。
どちらもきちんと、垂直・水平に組まれていないと、建物が歪んでしまいます。
この建て方作業をする際に一番重要なチェックポイントなので、きちんと社員である監督がチェックしています。

アグレ都市デザイン株式会社の建物には、1階と2階の間にも断熱材が入っています。
現場の作業で断熱材をいれているところがこちらです。

2階の床を設置し終え、柱を立てる時には、1階と同じく『下げ振り』を使用して、垂直を確認しながら進めます。
実際に床に対して、柱が垂直になっているかを監督が確認しているところです。

屈んでみているところに、錘(おもり)が付いています。
下げ振りは、水準器よりも正確に垂直を出すことができる道具です。

2階の柱を建てながら、梁を組んでいきます。
この梁は『小屋梁』と呼ばれます。屋根の重さを支える大切な構造です。

小屋とは、桁から上で屋根の下の部分のことで、屋根裏とも言われます。

通常、小屋裏は生活空間ではないのですが、小屋裏収納(グルニエ)やロフトとして使用できるようになっているので、
『重さはどれくらいまで載せられるのですか?』とご質問されることもありますが、このように、しっかり構造が組まれているので、居室空間と同じように使用していただけます。

(つづく)

上棟の一日の流れを纏めた動画をつくりました。