在宅ワークがひとつの働き方のかたちとして定着しつつありますが、仕事の時間とプライベートの時間がひとつの空間に同居することで、仕事に集中する時間とリラックスする時間の気持ちの切り替えをするには、ワークスペースの在り方も重要になってきます。
住まいの中でON/OFFの切り替えが上手にできる『空間づくり』は、これからの新しい住まいには大切な要素ではないでしょうか。
今回は、まどり設計でワークスタイルを快適にするアイテムを纏めました。
リビングとつながるデコマドのあるまどり
四方を壁で完全に仕切ってしまうと閉塞感があるDENに、ガラス窓を設けることで、リビングの気配がある程度届きつつ、しっかり仕事に集中できる空間として在宅ワークスペースがつくれます。
上部の窓は開閉できるので、ほどよくある程度リビングとの会話が可能に。また、換気のために開けておくこともできます。
窓下は腰壁になっていることで、デスクや背の低い書棚も配置しやすくなっています。
ガラスドアで開放感と空間のメリハリの両方を手に入れる
ガラスドアを取り入れると、リビングからも空間の広がりが生まれます。
半個室のような空間は、ワークスペースだけではなく、お子様の学習スペースとして利用する際にもコミュニケーションを取りやすい、ほどよいつながりを生みます。
最近では、個室に籠るよりもリビングや、ダイニングを家族が集まる場所として考える傾向も強まっていますので、LDKをつながりつつ仕切る要素として、インテリア性も高いアイテムです。
ワークインクロゼット
ネット会議や商談の際には、余計な音が入らないように、より集中できるスペースをつくりたい、というニーズに応えるプランニングが、ワークインクロゼット。
収納スペースの一部にデスクを設ければ、お子様の声や家族の生活動線に煩わされずに集中できます。
また、ライフスタイルの変化と共に「やっぱり収納を増やしたい!」というニーズが高まった際には、収納として使えることも嬉しいポイントです。
書棚付きのステージコーナー
スキップフロアでつくる、デスクスペース。
寛ぐ空間の目線と、デスクスペースの目線が変わると、オープンなコーナーでも集中しやすくなります。壁面に書棚があれば、インテリアコーナーとしても、仕事の書類置きスペースとしても活用できます。
ベッドサイドのセカンドデスクコーナー
収納はしっかり確保しておきたいけれど、『テレビ会議も集中したい!』『こどもが保育園から帰ってきたら、LDK近くでは会議は難しいかも。』という時に便利なセカンドデスク。
お子様の部屋をしっかり分けておきたい場合や、ご夫婦共にテレビ会議がある時に活用できます。
普段は、ベッドのヘッドボード代わりにベッドサイドの目覚まし時計置き場などにも活用できるので、『余計な家具を置かない』という選択も、すっきりした空間づくりには必要な考え方とも言えます。
これからの働き方の多様化により、家の中の働くスペースの在り方は、そのまま住まいの心地よさに直結しそうです。ご家族の成長や、ご夫婦のお仕事のペースによっても様々なニーズが生まれますが、ライフスタイルに合った使い方が広がるワークスペースづくりが大切ですね。