再開発で魅力を増した駅、JR中央線「武蔵小金井」

JR中央線の快速停車駅である武蔵小金井駅から、新宿駅までは約21分。都心への程よい快適な距離感からベッドタウンとして人気が高い駅です。

実は、JR中央快速線の新宿駅から立川駅までの間で平日始発があるのは『武蔵小金井』駅だけであり、
中央線高架化が完成されてからの10数年あまりの再開発で、大きな変化を遂げた駅のひとつです。

30年前の武蔵小金井駅上空の空撮写真(国土地理院)駅周りには、駐車場の空地や緑が目立ちます。

武蔵小金井駅の南口のロータリーに隣接し、2020年に開業したばかりのSOCOLA(ソコラ)地域密着型の商業施設があります。


スーパー紀伊国屋、魚や野菜、果物の専門店、PicardやSeriaなどもあるので、日常の食品や生活必需品だけではなく、+αが揃う便利な施設。
向かい側のアクウェルモールには、スーパーの三浦屋もあるので、食材にこだわりたい方にも満足できるスーパーが豊富です。

「イトーヨーカドー武蔵小金井店」もあり、再開発前に比べ、駅周りの利便性が大きく向上しました。

駅の北口側も、駅の高架を利用したnonowa、MUSAKO GARDENも新たに完成し、緑の豊かな小道が綺麗に整備されました。
武蔵野の在来種の植物を100種類以上集めた自然を感じられる遊歩道になっており、遊歩道の先には、お子様が買い物の帰りに少し遊ぶことができるような遊具とスペースがあります。

中でもおすすめは『地産マルシェ 武蔵小金井店』
撮影に向かった平日昼間でも、たくさんの人で賑わっていました。
こちらのお店は、「都市型農産物直売所」なので小金井市の採れたて野菜もあり、生産者のお名前が野菜に書いてあります。
本当に旬な野菜が多く、有機野菜や低農薬のものも多く安心ですし、スーパーの野菜よりも新鮮で安いのが特徴です。武蔵小金井以外にも複数の店舗があり、筆者も頻繁に訪れています。

北口エリアは、再開発はまだ準備段階ですが、将来的に進めばさらに魅力的な駅周りになりそうです。

武蔵小金井駅の北口からは、都立小金井公園までのバスも出ています。
小金井公園の手前には、五日市街道沿いに玉川上水が流れており、江戸時代に植樹された桜の名勝である並木道と共に、今は紫陽花も見頃です。

都立公園の中でも最大規模の80haの広さを誇る、都立小金井公園。
公園内もまた、ヤマザクラ、サトザクラ、ソメイヨシノなどのサクラが約1,700本ほど植えられており、そのうち「桜の園」と呼ばれるエリアでは、430本が咲き誇る、春爛漫を満喫できる空間になっています。

また、広大な原っぱでのびのび遊べるだけでなく、手ぶらでできるバーベキュー広場もあるので気軽にアウトドアを愉しむことができるのが魅力です。
(※バーべキュー広場は、現在は都の要請で休止中です。2021年6月現在)

公園内にある江戸東京たてもの園には、ジブリ映画の『千と千尋の神隠し』のモデルになったとも言われている、かつて台東区にあった居酒屋『鍵屋』『子宝湯』などが移築保存されており、歴史的建築物を体感できます。

大規模な再開発の進んだ武蔵小金井駅。
駅周辺のお買い物や日常生活の利便性だけでなく、ファミリーにも嬉しい武蔵野の自然を満喫できる緑道や公園も豊富です。
通勤の利便性だけでなく、ベッドタウンとしての魅力が増していく街として、新居を構えるのには良い条件が揃う候補のひとつになりそうです。