~ 防 犯 ~

師走。
私が幼い頃、この時期になると
必ず聞こえてきた音。

『火の用~心♪ カーン♪、カーン♪』

と巡回する夜回りの声。

『火の用~心♪』の調子はどことなく、温かみがあり
打ち鳴らされ響き渡る拍子木の高く澄んだ音は、
少しの緊張感を感じさせてくれます。

最近では『火の用心』が、騒音だという苦情がでたり、自治会がなくなったり、
夜回りするボランティアの減少などで都心では、少なくなるばかりで、
私の暮らす街では、あの懐かしい音は、もう聞かれなくなりました。

『火の用心』の夜回りに限らず、
昔から続いていた風習が消えてしまうのは寂しいかぎりです。

自治体、町内会、近所付き合いなどが薄れ、個を尊重する現代においては、
『大寒にして後裘を求む』ということわざにあるように、
火事が起きたり、泥棒に入られる前に『火事』・『防犯』から
各家で各個人でしっかりと用心しなければならなりません。

アグレシリーズの住宅の1階全窓には、
防犯ガラス入りペアガラスを標準装備にしております。
1階の全窓に、防犯ガラスのシールが貼られており
外から侵入しようとする者に対して抑止力にもなります。

◇ 泥棒にだけではない防犯ガラスのメリット ◇
防犯ガラスとは、防犯フィルムをガラスで挟んだもので
一般のペアガラスは、ガラスが2枚ですが、
防犯ガラス入りペアガラスは、上図のようにガラスが3枚で、
普通のペアガラスより、ガラスが1枚多いため
断熱性・遮音性がUPします。

ガラスに当たり大怪我するのは、

ぶつかった勢いで貫通した体が鋭く割れたガラスに触れるからです。
防犯ガラスは、防犯フィルムの効果でハンマーで叩いても貫通しません。
アグレシリーズの1階窓は、ペアガラスの屋外側に断熱性のあるLow-eガラス、
屋内側に防犯ガラスを入れており、
部屋内で遊んでいた子供が
ガラスにぶつかって割れたガラスで大怪我する危険性が低くなります
また、強風時などにモノがサッシに飛んできた場合、
室内は、ガラスの破片だらけになりますが、
防犯ガラスは、ガラスが飛散しずらく脱落しずらいため
普通ガラスに比べて安全性が高いのです。

もうひとつの効果として、紫外線透過率です。
防犯ガラスは、90%以上も紫外線をカットしてくれますので
紫外線による、フローリング、家具の変色、退色を防いでくれます。

以上のように防犯ガラスとは、
防犯以外にも断熱性、遮音性、安全性、紫外線
普通ガラスより優れています。

泥棒の侵入経路の多くは1階部分です。
先日の、マンションの1階のガラスを破って侵入した悲惨な事件の
ニュースなどを見ると戸締りの用心だけでは不安になってきます。

治安の悪化、犯罪の激化が目立つ首都圏において
新築の家には、防犯ガラスもぜひ入れておきたい設備ではないでしょうか。