キッチンの周りに『食品庫』として設けるパントリー収納。
近年は住まいの間取りや住宅設計の雑誌でもパントリー特集もあるほど多く取り入れられており、人気があります。
パントリーが叶える『家事が楽になる』ライフスタイルについてご紹介します。
パントリーがあると便利な理由
最近は『在宅ワークで家で食事をする機会が増えた』という方も、元々共働きでお休みの日に『食材のまとめ買い』をしてお買い物の負担を少なく、料理にストック食材を活用しているご家族も増えているのではないでしょうか?
学校がリモート学習になったりしたことで、昨年は冷凍食品や即席麺などの消費が大幅に伸びたそうです。
なるべくお買い物の頻度が減れば、家族の時間をゆったり過ごせますし、配送サービスを使って取り寄せるときにも購入頻度が高いものは、纏めて購入された方がお得なことも多いですね。
こんなニーズがあるファミリーにはパントリーのある暮らしがおすすめです
- まとめ買いを利用することが多い
- 家族みんなで家事をしたい
- キッチンのまわりはすっきり使いたい
- 野菜を箱買いしたり、ごはん食で米のストックが常に多めにある
- ホームベーカリーやホットプレートなどのクッキングツールが多い
全体を見渡しやすく、キッチンツール・食品管理がラクになる
パントリーの良さは一目で食材や、キッチンツールなどを確認できること。
頻度高く使うものはアイライン(手の届きやすい高さ)におけば、システムキッチンの吊戸棚よりも取り出しやすく、料理中にキッチンと行き来して準備をする動線もスムーズです。
また、キッチンまわりもすっきりと使うことができます。
手に取りやすい高さにあれば、賞味期限を確認したり、種類ごとに分別もしやすいです。
お買い物に行く前にストック状況がわかれば、必要なものもすぐにわかるので、ストレスフリーな管理ができます。
パントリーの可動棚になっているので、収納したいものに合わせて調整できます。
下段は重さや高さのあるもの置きたい、という時にも調節できます。
ゆったり面積がとれる間取り、スペースが設けられる場合には、パントリーの両側に収納棚を設けて、より収納してあるものを整理しやすく、さらに、カウンタースペースで家事の合間に書き物などをできるコーナーを設けたりすることもあります。
煮込み料理などをしながら、在宅ワークスペースとしても活用できそうです。
お買い物・料理中の家事動線を効率よくラクに。
『パントリー』というと、ウォークイン設計のイメージが多くありますが、必ずしもウォークインである必要はありません。
上記の施工例であれば、人の動線スペースも必要ですので、約3畳分がパントリーのスペースとデスクスペースになっていますので、その分はリビングや他の空間が広いほうがよいのでは?という方もいらっしゃるのではないかと思います。
パントリーとしてスムーズに使うには、玄関からキッチンに向かう動線の途中にあれば、
まとめ買いした食材をスムーズにストックできるので、必ずしもウォークイン設計である必要はありません。
帰宅時の動線と、キッチン・冷蔵庫との距離がポイント
最近では、玄関からまず、洗面室を経由してキッチンに向かう動線なども取り入れており、家に帰ってすぐに手を洗い、そのまま持ち帰った食材を整理できます。
冷蔵庫・冷凍庫にいれる食材と、パントリーに収納するストックする食材をそれぞれ分けたり、
料理中も行き来することが多いので、冷蔵庫との距離が近いと、とてもストレスフリーです。
大きな鍋や、ホットプレートなど、システムキッチンには収納しにくいツールもパントリーにおけば、料理中も片付けもスムーズに使えます。
このように壁面収納型のパントリーは、収納部分に人が入る空間を設けないので、効率よく面積を多く使わないのが嬉しいポイントです。
防災用品置場やおうちじかんを豊かにするプラスアルファの使い方
パントリーの一部を、防災用品の収納場所としても使えますので『纏めて保管をしておく場所』が決まると、家の中もすっきり使うことができます。
防災グッズには水や缶詰などの食品もあるので、消費期限のチェックも他のストック食品と一緒にできます。
家族が使う場所だと、保管場所も忘れず、わかりやすいのでおすすめです。
また、食品庫に余裕があれば、なかなか出かけられない際にもご家庭でお子様と一緒に、季節の果実や野菜を漬け込んだり、おうち時間で楽しめることも増えそうです。
スムーズに使いやすいキッチンまわりは、家族で過ごす時間も充実しそうです。