広がるライフスタイル、新しい物件探し

こんにちは、吉祥寺支店 営業担当の前田です。
皆様は、どのような条件で住まい探しを行ってますでしょうか。
今のようなネットが普及した現代では、SUUMOやat homeといった不動産ポータルサイトで検索をする方に加え、InstagramなどのSNSで情報を得ている方も多いのではないでしょうか。
『場所』『価格』『広さ』など多くの条件がある中で、今回は『場所』について私の考えをお伝えしたいと思います。

私がお客様の接する中で「駅近に住みたい」という希望のお客様が多くいらっしゃいました。
いわゆるコロナ禍以前は、物件探しにおいて「駅近=便利」というのが主流の考え方だったように思います。
昔に比べ共働きが一般的になってきたこともあり、「働く場所=会社」であれば『駅近』の人気は言うまでもないでしょう。

しかし、昨今の新型コロナウイルスの影響により各企業の働き方が『通勤』から『在宅』に移り変わり、2020年のSNS流行語大賞に【Stay Home/おうち時間】が選ばれるほど、電車を使わない新しい生活スタイルが根付きました。
テレワークの定着に伴い、通勤する必要性あるいは回数が低下していることにより、都心から郊外への住み替えの動きが起きています。住み替えの検討のきっかけや住宅に求める条件に関するアンケートにおいても、在宅勤務になった・在宅勤務が増えたことや仕事専用スペースの充実・通信環境の良いところなどが回答の上位に来ております。

そんな中、下図にあるとおり、各企業はコロナ禍終息後も「在宅ワーク」の拡大・維持を継続する方針を取っており、併せて物件探しのニーズも「住宅の広さ」「駅距離」から、「部屋の広さ」「仕事のしやすさ」を重視する意向が高まってきていると感じます。
駅近が住みやすい・便利という以前の考え方から、落ち着いた環境や家で過ごす時間を考え、少し駅から離れた場所や郊外を求める「住む場所」へのニーズの変化が見込まれるのではないでしょうか。

引用:国土交通白書 2021 (今後のテレワーク動向)より

近年では「所有から利用」するといった言葉に表されるように、「レンタルサイクル」や「カーシェア」の急速な普及が進み、車や自転車を所有していなくても、電車という移動手段に頼ることなく普段のお買い物から休日のお出かけまで、快適な暮らしができる環境が整ってきました。
「駅近」という条件に縛られない住まい選びが、より柔軟で快適な暮らしを可能にしていくと思います。

「駅近」と「駅遠」それぞれに魅力があります。
お住まい探しにおいて快適な暮らしを実現するために、新しい考え方として
是非、ご参考にしていただければと思います。
                             吉祥寺支店 営業 前田