青空の下、コンクリート打設工程です。
コンクリートポンプ車から、アームが伸びてここを通ってコンクリートが流れてきます。
約30坪の建物の基礎には、なんと約20㎡ものコンクリートを使います。
※現場監督がコンクリート打設について、詳しくご説明しているこちらの記事もぜひご覧ください。
この現場では、ピストンポンプ形式のコンクリート車を使っているので、このアーム部分が勢いよく前後に動きます。足元もぬかるんでいるので、倒れない様にしっかり支える力がいる作業です。
右側の作業で手に持っている、掃除機のような『棒状バイブレーター』を使用し、コンクリートに振動を与えることでコンクリートを均一な厚みで隅々まで送ります。
弊社は、打設時も監督がしっかり立ち会います。チェックをしながら、写真を撮影する監督。
この日の作業では、1棟だけでも生コン車が2~3台分でした。
コンクリートが丁度良い硬さで作業できるように、生コン車も時間を見計らって到着します。
厚みも均等に調整していきます。
手で作業するので、住宅保証機構の技術基準よりもコンクリートの底板の暑さは30㎜厚く設定しています。
現場監督の記事でも詳細を記載しておりますが、季節や気温によっても硬化速度が変わるので調整も必要なのです。コンクリート打設は見た目よりも、とってもデリケートな作業ですね。
こちらは玄関の土間打ち作業。断熱材で囲まれた部分が玄関の土間です。
建物の本体部分とは異なり、建築の底盤・立ち上がりの規準とは異なるので、分けて作業しています。
玄関部分も基礎に繋げて分厚くコンクリートを打設してしまうと、熱を伝えやすく、結露してしまうので、土や砕石をいれるそうです。この後は、監督の検査を経て、大工作業に入っていきます。(つづく)