皆様は「パリといえば何ですか?」と聞かれた時、一番に思い浮かべるものは何でしょうか?
『ルーヴル美術館』、『凱旋門』、『フランスパン』、『マカロン』等々・・・
人それぞれ思い浮かべるものは様々です。
私が一番に思い浮かべるものは、やはり『エッフェル塔』です。
今回のパリ研修旅行で最初の観光地がエッフェル塔でした。
エッフェル塔は、1889年フランス革命の100周年を記念してパリで開催された第4回、万国博覧会のために建てられました。
万国博覧会の開催に間に合わせるため、2年2か月という期間で建てられたそうです。
今となっては、パリと言ったら「エッフェル塔」と名前が上がるほど有名ですが、当初は、これまでにないデザインだったため文化人や芸術家から大反対を浴びていたそうです。反対されながらも建設されたエッフェル塔は、当初の予定では20年後の1909年に解体されることが決まっていました。
しかし、軍事用無線電波の送信に使用できることが判明し残されることになりました。
そして現在、多くの観光客が訪れる代表的な観光スポットとなりました。
アグレの特徴といえばR形状のダイニングですが、初めプランニングした段階では「部屋の壁が斜めだとモノが置けない」、「ダイニングが狭く感じるのでは?」と販売の方々から反対されたそうです。
それでも完成してみると、お客様から「素敵です」、「この家が欲しいです」と嬉しいお言葉を多くいただき、今に至るそうです。
弊社の先輩方はR形状のダイニングの他、スタディコーナー、シューズインクローゼット、
キッチンの吊戸を外すことを標準にしたりなど他社に先駆けてチャレンジをしてきました。
そして、今回、『エグゼ 東小金井』でも新しい試みをしております。通常のカウンターキッチンを正面から見ると、冷蔵庫・食器棚の存在感が強く、可愛い雰囲気には程遠い空間ですが、ここでは可愛くて楽しい、奥様が主人公になれるキッチン空間を目指しました。
冷蔵庫・食器棚は奥の大きなパントリーに集約し、アーチの入り口とチェック柄の壁で従来のキッチンにはない華やかさを演出しています。
奥様が、一日の大半を過ごされるキッチンが明るく可愛らしい雰囲気なら、日々のお料理も楽しくなるのではないでしょうか。
アクセントとして飾り棚を設けていますので思い出の写真やお気に入りの雑貨を、飾れば自分ならではの空間に変わり、ダイニングやリビングなど何処にいても、視界に入りますので日々の生活に彩りと温もりを与えてくれると思います。
また、カウンター下はステージライブラリーと同じネイビー色にすることで、可愛らしさの中に落ち着きを演出しました。
エグゼ東小金井3号棟 ステージライブラリー
今回のキッチンとステージライブラリーのお客様からの反応が気になりますが
設計にとって自分の提案が採用され、お客様から「素敵です」、「良かったです」と
喜びの声が聴けることが一番のやりがいです。このようなお言葉をいただけることは容易ではありませんが、今までの苦労を全て吹き飛ばしてくれる魔法の言葉だと感じます。
お客様が現在どのような生活を望んでいるのかをしっかりと汲み取り、これからも、新しいことにチャレンジしてより素敵な住宅をご提供できるよう頑張っていこうと思います。