
最近、賃貸ワンルームマンションで、壁の一つの面に自分好みのビニールクロスを選択できるサービスがあるそうです。
従来の部屋は、入居者が持ち込んだ家具等をどこに置いても良いようにクセのない空間を作ることが一般的でしたが、無難に白を基調とした空間はツルンとして捕えどころがないため、家具を置いてもしっくりこないことがあります。ところが、部屋の1面の材質・色、を変えたりして特徴つけてあげると、空間に強弱が出て、指向性が生まれるためレイアウトの判断も容易くなります。

冒頭の賃貸ワンルームマンションのように、強調する壁の材質がクロスの場合は、「アクセントクロス」と呼ばれています。また、壁の材質、色、柄を変えて、空間に強弱や方向性を生み出すことを「アクセントウオール」と言います。
戸建、マンションの部屋等に家具をレイアウトする場合、ドア、窓の位置、動線を考えて配置するのですが、もともと自由に決められるようになっている白い空間では、いまひとつ決めてに欠けるような感じがします。
逆に、壁の一面にアクセントがあると、とたんに雰囲気が変わるため家具のレイアウトや飾りたい絵や写真の位置などイメージしやくなります。
壁や天井のアクセントは、家具の配置等の判断だけでなく、色や柄によって空間に落ち着かせたり逆に動きをだしたり、ラグジュアリー、スタイリッシュ、癒し、賑やかな感じを演出するなど様々ですが、それは、そこで暮らす家族にも影響を及ぼすものです。
アクセントは、無いとつまらないですが、過度にやりすぎても飽きがきたりするものですから注意が必要かもしれません。

当社の2階建てのリビングは、アクセントをつけております。
リビングで過ごされる時間少しの満足感を味わって頂ければと思います。
これで今年最後の記事となりますがブログは、続けていきますので来年もよろしくお願いします。
今年も残りわずかとなりました。
皆様の来る新年が素晴しいものでありますように心よりお祈り致します。
